まず、携帯電話の分解です。
携帯電話は精密機械ですので、破損する危険性が高い部分は、分解せずに作業します。
この機種の場合、液晶側のボディを分解するネジは液晶ガラスの下にあります(矢印部分)。液晶ガラスは両面テープで本体に貼り付けているだけですが、ガラスの強度が弱く、無理にガラスを取り外そうとすると、ガラスが割れてしまう危険性があるため、液晶側のボディは分解せずにペイントします。
分解が完了しました。
ペイントに必要の無いパーツは、ペイント完成までビニール袋に入れて保管しておきます。
基盤は特にデリケートなので紙に包んで保管しています。
このあと、塗料が付着してはいけない部分に、マスキングを施してゆきます。
適当にマスキングするだけでは、綺麗にペイントできませんので、丁寧に作業します。簡単に見えますが、結構コツがいる作業です。
マスキングテープのカットには、デザインカッターを使います。
塗料の厚みで動作が渋くなる部分は、電動ハンドツールやヤスリで削ってクリアランスを確保します。
削った後はバリが出ていますので、サンドペーパーで面取りしバリを落しておきます。
次に下地処理を行います。ツルツルの面に、いきなり塗装すると塗装の密着が弱く塗装が剥がれやすくなりますので、ボディをスポンジ状のヤスリで擦り細かいキズを付けます。
これを「足付け」といいます。表面の艶が無くなる程度までいったらOKです。
ペイント前の作業が完了しました。
ただ単に色を塗るのではなく、塗装作業に入るまでには大変手間がかかっています。